2017'10.25.20:14

仁義なきキリスト教史


架神恭介著「仁義なきキリスト教史」を読みました。

架神恭介さんは先日ここに書いた「戦闘破壊学園ダンゲロス」の原作者です。
ダンゲロスで架神さんに興味を持ったところ、この本の存在を知って読んでみました。

キリスト教をやくざ組織に例えて書いた小説ですw
それだけ聞いても面白そうで。

実際は非常に真摯にキリスト教に取り組んで書かれた本です。
「ここは創作で、ここは誇張されてます!」と逐一解説が入ります。
そして信者には書けないであろう冷静な外部からの目線で描かれたキリスト教で非常に読みやすい。

しかし、教徒=やくざ(キリスト教ならキリスト組のやくざ、イスラム教ならイスラム組のやくざ)なので、後半になると「ほぼほぼ皆ヤクザじゃん…」って状態になってしまいますけど。


中でも一番面白かったのが「第4回十字軍」の話。
「最も残念な十字軍」らしいです。

エルサレムをイスラム教徒から奪還しに行くぞ!と行軍したものの、ヴェネツィアで作らせた船代に困って停滞。
ヴェネツィアの総督に「最近うちから独立した都市を奪還してきてくれたら借金返済を待ってやる」と言われて、キリスト教の都市なのに攻め込んで…と金が無い為に身動きが取れなくて当初と違う戦争に突き進んでしまう様がバカバカしくて何とも。

あとは神様が何か気に入らない事があると信者をぶち殺す「出エジプト記」も面白かった。

キリスト教はほぼノー知識の私にはうってつけの入門書でした。
キリスト教の逸話に興味があれど何から読もうかと思っていたので、とっかかりが出来て大変ありがたい本でした。




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2010'06.19.22:07

ビッチマグネット/舞城王太郎

ミナ姫2


舞城さんの作品で読んだ本は、「煙か土か食い物」と「暗闇の中で子供」の2冊、いわゆる『奈津川サーガ』だけで他のものはまだ読んでいないのですが、他の作品のレビューを見るに、彼の作品はぶっとんだ登場人物にびっくりするストーリーのものが多いようです。
奈津川サーガもそうでした。

そう認識して読んだ去年の発表作「ビッチマグネット」。

あまりに地に足のついた作品でびっくり。
タイトルからしてなんかぶっとんでそうなのに、すごく、リアルでした。
主人公は適度に頭よくて、適度に判断力があって、価値観は私と大差ない…ということは普通、だと思う。たまに思ってもいないことを言ってしまって反省したり、リアルにいそうな人物。
それ以外の人も「いるいるこういうヤツ!」というタイプが普通にいる割合で出てくる。

そんなリアルな人々の織り成す、青春小説というか成長譚。
それでいて、まったく飽きずにあっという間に読みました。

舞城さんらしいな、と思ったのは、重要と思われる事柄を3行とか4行でスカッと書いてしまうところ。
「そこ飛ばすか!」と読んでる方はちょっとびっくり。

なんつーか、面白かったです。


ちょっと前に「1Q84」とかも読みましたが、私はどうにもダメでした。


イラストは「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」のミナ姫。
吸血鬼のお姫様なので、ドレスを着ても黒か真紅のものばかりなのを見て、甘ロリ着せたいなあ、と思って。

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2009'11.29.20:24

おっつかっつ

名刺用


宮部みゆきの「楽園」を読んでいます。
「模倣犯」で出てきたジャーナリスト前畑滋子が主人公です。
面白くてどんどん読み進んでいますが、ひとつ気になることが。

「おっつかっつ」

「模倣犯」の中で何度も出てきて違和感を感じていたこの言葉がまた「楽園」にも登場したんです。
辞書でひいてみると

ほとんど差がつけられないさま。優劣の差がないさま。また、時間などの差がないさま。

という意味だそうです。
宮部作品ではこの言葉はほぼ「年齢の差がない」というときにのみに使われます。
例としては「犯人は私とおっつかっつの年」とか、そういう感じです。

べつに、おっつかっつという言葉自体は意味もわかりますし、使われることに問題はないんです。
私が気になったのは、お年寄りも若い子も同様にこの言葉を使っていること。

そもそも私は普段の会話で「おっつかっつ」という言葉を使うことなんてほとんどありません。
なのに、「模倣犯」の中では70代のご老人から10代の男の子まで「おっつかっつ」と発言するんですよ。
登場人物の誰か、例えば70代のご老人のみが「おっつかっつ」と言っているなら納得できるんですけどねえ。そんなに万人が年が近いことを表現する言葉として「おっつかっつ」を選ぶか!?と。

今回「楽園」の中でも20代の女性刑事が「おっつかっつ」と言ってます。
うーん…。


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2009'10.29.16:10

筒井康隆とか…

●最近、というかここ数ヶ月で読んだ本。

・家族八景、七瀬ふたたび、エディプスの恋人の七瀬シリーズと、短編中篇いくつか  筒井康隆
・くるぐる使い   大槻ケンヂ
・1Q84   村上春樹

本読んでない…。
筒井康隆の「こちら一の谷」が好きだー。
それから「走る取的」で取的という言葉をはじめて知りました。


●「ミス・マーベリック」を読んでらっしゃる方からはじめてファンメールを頂いた!
わー、すごくうれしかったです。知り合い以外に読んでいる人がいることを実感できました…。

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2009'05.28.00:08

キーチVS/新井英樹

練習

「キーチVS」3巻を読みました!
1,2巻は序章でした。
つらい世の中が描かれてきました。

前作「キーチ!」で出会った「カリスマ」と「天才」は3巻でやっと顔をあわせました。
4巻での爆発を匂わせて3巻終了。
ああ~すごくすごく4巻が楽しみですよ~。
いったい何をしてくれるんでしょうか、キーチと甲斐君は。

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