2010'06.19.22:07

ビッチマグネット/舞城王太郎

ミナ姫2


舞城さんの作品で読んだ本は、「煙か土か食い物」と「暗闇の中で子供」の2冊、いわゆる『奈津川サーガ』だけで他のものはまだ読んでいないのですが、他の作品のレビューを見るに、彼の作品はぶっとんだ登場人物にびっくりするストーリーのものが多いようです。
奈津川サーガもそうでした。

そう認識して読んだ去年の発表作「ビッチマグネット」。

あまりに地に足のついた作品でびっくり。
タイトルからしてなんかぶっとんでそうなのに、すごく、リアルでした。
主人公は適度に頭よくて、適度に判断力があって、価値観は私と大差ない…ということは普通、だと思う。たまに思ってもいないことを言ってしまって反省したり、リアルにいそうな人物。
それ以外の人も「いるいるこういうヤツ!」というタイプが普通にいる割合で出てくる。

そんなリアルな人々の織り成す、青春小説というか成長譚。
それでいて、まったく飽きずにあっという間に読みました。

舞城さんらしいな、と思ったのは、重要と思われる事柄を3行とか4行でスカッと書いてしまうところ。
「そこ飛ばすか!」と読んでる方はちょっとびっくり。

なんつーか、面白かったです。


ちょっと前に「1Q84」とかも読みましたが、私はどうにもダメでした。


イラストは「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」のミナ姫。
吸血鬼のお姫様なので、ドレスを着ても黒か真紅のものばかりなのを見て、甘ロリ着せたいなあ、と思って。

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